まさかまさか、あの完璧でホグワーツ中に知れわたっているレギュラスが、素晴らしく甘えん坊(いや変態)だなんて誰も思わないだろう。
「リコ、手、繋いでください」
「…やです」
「じゃあ、ちゅうしてください」
「…なおさら、やです」
「僕はこんなにもしたいのに?」
「はいはい、」
なぜかレギュラスは2人きりにならないとこんなことは言わない。…猫かぶりにもほどがあるだろ。
「リコ、リコ、ぎゅ」
「ぎゅ?」
「そう、いわゆる抱擁」
「はははは、変態」
なんでですか、彼女じゃないですか、なんて言いながらも、もう私はレギュラスの腕の中でこのままいったらくっつくんじゃないかってぐらい抱き締められた。おいおいおい、レギュラスくん、どこ触ってるんだ。
「リコ、好きです」
「…うん、知ってる」
「リコは」
「…好きよ」
「なんですか、今の間は」
「質問がいつも直球過ぎるのよ、あなた」
「だって、好きなんです」
「うん、」
「このまま、一緒になれたらいいって思うくらい、好きです」
「…それはやだ」
「…なんでですか」
「だって」
「だって?」
「レギュラスがいなきゃ、私は恋できないじゃない」
きょとんとしたレギュラスはかなり貴重で、いつも私より断然頭の良いレギュラスが私の意見にびっくりすることなんて初めてだった。
「あの…レギュ、ラス?」
「もう…リコ、」
「ん?」
「…愛してます」
「…ふふ、知ってる」
そう言って私をまた抱き締めたレギュラスの暖かさは忘れられないだろう。私も、あなたを、愛してる。
君がいないと恋できない
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二万打リク作品!
リホさまへ*
レギュラスのあまあまになってたでしょうか…、なんだかレギュのキャラが確実に違いますよね←
とにかく気に入っていただけると幸せです*リクエストありがとうございました。
エコ