「ずるいです」
「ずるくねーよ」
ホグワーツでの休日。実に気持ちのいい昼下がりになぜか私はレギュラスとシリウスと一緒にひなたぼっこをしている。え…なんでだろう?
「ずるいとかそういう問題じゃねーだろ!俺たちはグリフィンドールなんだよ。だから必然的に俺と一緒にいるんだよ」
「…ああ、ずるくなかったです。僕のことの方が好きですからね。まあ別にいいです」
「なっ、お前!ふざけんなよ!俺の方が…」
「あーっ!もう!ストーップ!何争って…」
「お前(あなた)のことだよ(です)!」
二人に(おんなじようなすっごい綺麗な顔)に言われて、しかも息ぴったりで…もうどうでもよくなってくる。
「ほんと、もういい加減諦めてくださいよ。しつこい男はもてませんよ」
「そうだよ、もてないよ」
レギュラスにちょっと加勢してみて事が終わるのを待ち望んでみた。頼むから、どうか頼むから終わって。
「はっ!?しつこくねーよ!」
ああ…弟にも強いたげられてるシリウス。なんて可愛そうなの…
「なんなんだよ、お前ら!もう、寮にかえるぞ!」
あまりにも哀れみの目で見ていたためか、シリウスはいきなり立って私の腕をひっぱってベンチから立たせた。片一方の手を急にひかれたのでものすごく痛かった。
「…え、もう帰るの!?」
「ほら、帰りたくないって」
そう言って私のもう一本の手を引っ張る。いやいや、痛いよ。君たち!しかも帰りたくないって言ってないし!
「ったく!お前は大人しくスリザリンに帰れよ!」
そう言った瞬間、レギュラスがすごく切ない顔をした。うん…なんか、この世の終わり…みたいな?
「ちょ、シリウス!それはひどいよっ!」
「いえ…いいんです。僕はスリザリンですから、」
なんて言うもんだから寂しくなっちゃってレギュラスに抱きついた。
「私はレギュのこと好きだからね!」
お兄ちゃん、ひどいって思いながらレギュラスを慰めた。
「…レギュ、お前!」
『ふっ…ぼくの勝ちですね、に い さ ん?』
口パクでレギュラスが伝えてきた言葉にシリウスはもう何も言葉が出なかった、…いや、出せなかった。いまだにレギュの手は彼女の腰に回されているままで。
「レギュ!…ふざけんなー!」
そういいながら2人を引き離した。さて、お兄ちゃんが弟に勝てる日はあるのか。この勝負、まだまだ決着はつかないようです。
両手にくろ(なにやってんですか、ヘタレのくせに)(うっせ!はやく離せよ!手!)(もー、二人とも好きだからさー!)
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みかぜさまへ*
かなり怪しい作品ですが…もう本当にすいません。なんといっていいやら、
書き直しはいつでも致しますのでまたお申し付けください!そして煮るなり焼くなり好きにしてやってください!
これからもbe stuck onよろしくお願いいたします。
エコ