デート大作戦!



いきなりですが、問題です。リコは誰の彼女でしょう。

1:僕、レギュラス

2:シリウス兄さん

3:まさかのスネイプ先輩

さて、どれでしょう。


「うーん…隠し4番のダンブルトア、かな?」
「…間違えたら罰ゲームですよ」
「あ、えっと、1番です」
「今から正解しても罰ゲームです」
「なんじゃそりゃ」
「僕ルールです」


罰ゲームってなに、って聞かれる前に僕からリコ一枚の紙を差し出した。そこに書かれているのは

デート大作戦!


「…ちょっと、これ、レギュが考えたのかな」
「もちろんです」
「…これが、罰ゲーム?」
「そうです」


あまりにも真面目な顔をしているレギュにあまりにもびっくりして、しかもデート大作戦なんて。


「あ、デートしたかったんだ」
「そこまでは言ってません」
「…罰ゲーム、だもんね」
「はい」


あまりにも可愛いレギュを思わず抱き締めたくなって、手を広げて抱き締めようとしたところ、レギュにかわされてしまった。


「ちょ、素直になりなさいよう」
「いつでも僕は素直です」


うそつけ、どこにこんなひねくれた素直なやつがいるんだ。そう突っ込みたくなったけどあえて黙っておくことにした。


「しょうがないなー、このリコちゃんがデートしてあげますよ」
「しょうがなくじゃないんです、罰ゲームなんです」
「おい、こら。じゃあ手繋がないぞ」
「…やです」
「よろしい」


そういって就寝時間になったので寮にあがろうとした時、いきなりレギュに手をつかまれて後ろから抱きしめられた。


「どしたの、」
「…出来れば、キスもしたい、です」
「…よろしい」



どうやらレギュの作戦は成功だったらしい。まんまとわたしは彼の作戦にはまってしまった。