ああ、ただ君があまりにも好きすぎたんだ。
はっきりいって俺はあいつが嫌いだ、
「この宿題やっといてくれない?」
「わたしの代わりに先生のところにいってくれないかしら…?」
こんな願いにあいつはいっつも、
「うん、大丈夫だよ!」
なんて笑顔で答えるから。
いつも自分を犠牲にして、いつも誰かのために働いている。そんなあいつに無性に腹が立った。完璧な理由なんてないけど、そんなあいつが本当に嫌いだった。
「なんで、そんなに人のために働くわけ?すっげー、バカげてるとか思わねーの?」
あまりにも心の中でもやもやして、そのもやもやを何故か分からないけど怒りをあいつにぶつけてしまった。
イライラしてたんだ、ただそれだけなんだよ。お前のこと泣かせたかったけじゃない。けど泣き顔を見てすぐに心のもやもやが消えて、心には1つの感情が顔を出した。
ああ、ただ君があまりにも好きすぎたんだ。
(君が他の人に笑顔をむけるから)(俺だけのものじゃないから)(君が好きすぎて、嫌いだった。)
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シリウスの黒版っ
に、似合わない笑