calling


リヒトとシアン。
CP要素はあるっちゃあるし無いっちゃ無い(?)

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ねぇ今から遊びに行こうよサッカーしても良いし映画もアリだね何ならウチ来てもいーよとりあえず声が聞きたかったんだけど電話じゃ足りねーわ実際に喋りたい生声聞きたいな生声リヒトの生声が聞きたいんだってば顔も見たいんだよね目も耳も睫毛も額も鼻も口も顎も眉も全部じっくり見てあげるなーんてねそれで満足するわけないじゃん触りたいよお前の髪の毛さらさらしてて気持ちいいんだよねほっぺたぷにぷにしたいし肩も抱きたい手繋ごうよそんで2人で歩いてユーシさんとこ行ってみよーよねぇねぇねぇリヒトねーねーねーリヒト聞いてんのリヒトってば



…これは困った。
朝っぱらから迷惑電話に起こされるとはついてない。ノイズ混じりでまくし立てる声にこちらの声をねじ込む隙間は無く、受話器を耳に当てたまま無言で突っ立っている俺を母親が心配そうに見ている。

やっとのことでシアン、と呼びかける。するとあいつはなぁにリヒト、なんて言う。それはこっちのセリフだ。いきなり何の用なんだ。


『だからさっきから言ってるだろ?今から遊ぼう、今日お前ヒマだし』


確かに今日は部活もオフ日で日曜日だ。ゆっくり身体を休ませようと思っていた。だが。しかし。なんでお前がそれを知ってんだ。


『それにさー、あの試合の後ユーシさん言ってたじゃん。いつでもオレんち遊びに来いって。』


確かに言ってた。高円宮杯決勝の後、3人(それとヒカルも)で話した時に言ってた。でもまさかオレとお前と2人で行くとは思ってなかったし、それより何より現在時刻を見ろ。


『…4時Deathね!』


そうだ。4時。午前、4時。こんな時間にオレを起こしたってのはもういい。でも家に来られたらさすがのユーシも2秒じゃ切り返せないぞ。


『そう…そうか、リヒトの言う通りだね…。』


電話口の声がいくらかトーンを下げる。やっと解放されるかと、それじゃあまた次の機会にユーシんとこ行こうな、と締めの台詞を用意した。が、それを遮ってシアンの声が再びトーンを上げる。


『でもさ!ユーシさんは無理でも、リヒトなら切り返せるよね?』


何を?疑問符が浮かんだ刹那、家の呼び鈴が鳴る。
締めの台詞はお蔵入りを余儀なくされた。オレは絶望の表情と共に、受話器を戻すのだった。



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最後はシアンがリヒト宅の呼び鈴を鳴らしてるんですよ!もう来ちゃってんの!
という説明が無いと意味解んないとか文才無さすぎわろす/(^O^)\

年上っぽくないシアン可愛いです。





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