するとなんだか気分がよくなって、わたしは少し荒い息を吐くのだ。 その瞬間何故か自分の吐息がまるで甘いような錯覚を起こす。 「口、開けて」 「ん…」 カカシの言葉を待っていたのがわかってしまうくらいにわたしは素直に唇に隙間をつくった。ああ、近くに感じるカカシの息使いがセクシーでドキドキしてしまう。 肩に触れていたカカシの手が首を這って滑るように右頬へと添えられた。互いの唇に触れる酸素を端から消してくみたいにやさしいキスが落とされる。 「ふ、」 そのまま角度を変えられわたしは唇のやわらかさを味わわれ、味わうように啄むようなキスを交わす。 「カ…」 そしてそのままベッドへと沈むのだ。 20130110 |