インターフォンが鳴った。今日は久々の休日だった。
ドアを開けると名前が立っていた。
「久しぶり。元気してた?」
「誰かに聞いてないの?」
「聞いたけど、私が聞いてんのは写輪眼のカカシじゃないし」

「ま、元気よ。そういう名前は?」
「私は普通〜。でもカカシに会いたかったかな」
ふふん、なんて茶目っ気に笑う名前にらしくて俺もつられて笑う。ソファに腰を下ろした名前の真正面に立って首筋に顔を埋めれば名前は明るい声でどうしたの?なんて嬉しそうに尋ねてくる。

「わかってるでしょ」
「わかってる」
首筋から離れて至近距離で見れば口付けられた。一瞬、そして離れてまた笑う。目しか見えないのにそれでもわかるくらいに。

「しよ」
名前の言葉が合図だったように俺は彼女の衣服に手を掛ける。彼女もまた俺の服に手を掛けた。彼女のお気に入りらしいストライプのシャツを脱がして胸に口付ける。彼女は俺の首に腕を回してきた。

「カカシ」
「ん?」
「カカシの匂い」
「そりゃそうでしょ」
「じゃなくて、フェロモンの」
何言ってんの。
そう言えばほんとうだと呟きながら名前は俺の鎖骨を撫でてちろりと赤い舌で舐めた。
煽らないの。
このまま突っ込んでもいいんだけど。

「痛くしないならいいよ」
その代わり今日は沢山キスしてよね。
耳元で笑いながら呟く名前。どうやら今日は機嫌がいいようだ。奇遇なのかそうじゃないのか理由はきっと同じだ。俺も機嫌がよかった。

首筋、胸元、へその辺りと下がりながら口付け、そのまま俺を迎え入れるとこに鼻を埋めた。瞬間身を捩って荒い息を吐く名前。
鼻を埋めたそこは確かにすぐにでも俺を受け入れられそうなくらいに湿っていて女の欲情した匂いもした。

「入れ、てっ」
「はは、もう?」
「…もう!」
俺の髪に指を絡めて強請る名前にしっかり欲情した熱の塊を名前のそこにあてがう。入り口を何度か撫でて、液を俺のに絡めてそのまま沈める。名前の足を抱えると俺のは名前の奥にまで沈んで絡みついた。

「は、あぁっ」
ご無沙汰なせいか余裕が無かったのか避妊具をつけるのを忘れた。
そう言えば出しちゃえばなんて余裕そうに笑った名前に俺も笑いながら言う。

「考えとくよ」

▼▲体という容器▼▲▼

カカシの愛を注いで。


トイ
20120907