ベッドに腰を掛けて愛読書を読んでいると名前が俺の隣に腰を下ろしてコーヒーの入ったカップを差し出してきた。
「どうも」「いえいえ」
読み途中のページを記憶して本を閉じ膝の上に置き受け取ったカップに口をつけて一口飲む。「…ねぇ名前、なんかこのコーヒー甘くない?」「ふふ、気づいちゃいましたか。このコーヒーには私の愛がたっぷり入っているんですよ」
「素直に砂糖入れすぎたと言いなさいよ」「へへ、ごめんごめん」
20110208
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