In front of you.
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どうしようもなく、息が苦しかった。
*****
志岐は大島の家を訪れていた。
紅葉のリハーサルの後、楽屋の入り口で紅葉を待ち伏せした。
いくつかアドバイスをし、本番は逃げた。
ニューイヤーコンサートの会場には行ったから、義理は果たしたはずだ。
「僕、暇じゃないんだけど」
「知ってます」
「いつ来る?」
大島の許可に、志岐は胸を撫で下ろした。
「来週から」
「だめ」
「なんでですか」
「腹筋、してる?」
「……」
「太ってるよ、古沢」
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