あとがき
「旅の終わり」完結です。
昨日「家族になるまで」を終え，今日「旅の終わり」を終えました。
図書室の主を書き始めてから4年以上が経ちました。
ここまでお付き合い頂いた方，本当にありがとうございます。
ちょっと長いですけど，関連の総括として，まとめてあとがきを書きます。
〇図書室の主
外部生が内部生を蹴散らしていく，というのが元々のコンセプトでした。
その結果として真司が生徒会長になりました。
〇知人と言い張るきみ
もし恋愛が成就したとしてそれはハッピーエンドか？ というところから生まれました。
〇本気であなたに恋をする
元々は世間で見たハッピーエンドとは結婚と子どもかという疑問でした。
その結果，もし結婚や子どもを第一に考える人がそれぞれ身勝手に動いたらどうなるかについて書きました。
多くの反応を頂けた作品であり，とても思い出深い作品です。
〇旅の途中
これも本気であなたに恋をすると同様です。
真司は結婚を選択したけど，それは逃げではないか。
我儘で人の人生を巻き込んだらどうなるか。
その罪を背負うのか。といったところでした。
〇For Good
時系列としては旅の途中，家族になるまでの続きです。
ただコンセプトとしては旅の途中の2点を突き詰めて考えてみました。
・我儘で人の人生を巻き込んだらどうなるか。
・その罪を背負うのか。
結果として恭介もまた家庭を持つことによってその罪を背負います。
〇Rest In Peace
結婚と子どもをゴールとしたときについて考えました。
〇家族になるまで
すみれさんは恭介の代わりだったのか。
恭介はすみれさんの代わりだったのか。
この2つを念頭に置き，書きました。
〇旅の終わり
これまでの登場人物のその後です。
ただ，ラストだけは決めていました。
今までありがとうございました。
2017年10月29日
町田そら