後輩×先輩
とある空き教室で。
「あの、岸本先輩」
「なんだ」
「なんでこの体勢なんですか」
「気にするな」
瑞樹を膝だっこしている秋一と先輩命令は絶対だと思っている瑞樹と。
やっぱり秋一さんが攻めっぽい。
-----
電気の落ちたオフィスで。
「もう少し、部下のことも考えてくださいね」
「……」
「人には与えられた能力ってものがあるんです。部下を信頼するのもいいですが個人の資質を見分けるのも大事な仕事ですよ」
「俺は部下を信頼しているわけじゃない」
「秋一」
「お前ならなんとかすると思っているだけだ」
同期入社だったけれど先に昇進した秋一と出世に興味ない瑞樹。
-----
瑞樹宅にて、休日、遊びに行く計画を立てています。
「瑞樹はどこがいいんだ?」
「どこにも行きたくない」
「じゃあ、瑞樹ん家な」
「秋一と一緒に居たくないって意味だってわからない?」
「またまたー。そんな瑞樹が好きだぜ」
「……みんなに言ってるんでしょう」
「妬いてんのか?」
「うるさい、でていけ!」
ありえなさすぎて爆笑。