●●●イノセントブルー2013/07/18 01:55
##amz_408775412X#S#
幕末好きにオススメの一冊。
才谷梅太郎さんというワードにつられてたまたま買ったのですが、面白くて気に入りました。
才谷さんを中心に登場人物たちと絡みながらも、ある人物と前世をキーワードにいろんな人がある場所に集まってくる。
集まってきた人たちは半信半疑といえど、才谷さんによって自分の前世と関わることになる。
そして現世での自分は何をやっているんだろうか、と気付き一人一人が紐解かれ、一歩一歩前へ向いていこうとする姿を描いたもの。
展開が早く分厚い割には早く読め、深く掘り下げたものが欲しかったかなーと物足りなさを感じつつも才谷さんの不思議さと登場人物たちのこれからが気になって読み進めてしまう小説でした。
(以下あまりネタバレないような感想)
才谷さんを誰か知っていながら読んでも面白い。一体何者か、最後の森川さんの推理で崩されそうになりました。
私も、夢があるからそっちの方向を信じます(笑)
中盤からは飲み込まれてページをめくるめくる…。才谷さんが探してる人物とのその後が気になるので続編希望です。