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価値観の違いは存外大きく
私にはダンブルドア先生の思ってることがわかんないです。
なんで、どうしてわたしじゃなくてハリーばっかり苦しいのと今にも涙で決壊しそうな表情を堪えながらアマヤは声を絞り出した。
若いうちは、そうたやすく自己犠牲的考えが出来るものだ、だがしかしそれが今の老人に出来るだろうか。
その答えは限りなく否であった。
まだ伝えねばならないことが山ほどある、そのためには少年に苦痛を強いることも必要不可欠なのだ。
「アマヤ……」
ついに零れ落ちた涙を拭う術、それをダンブルドアは知らなかった。
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