うさぎは空を飛べない

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鬼囃子

7


 左右に立ち並んでいる家はそれぞれ別の色や形をしていて、一軒家からマンションと、大小様々だ。
 小さく可愛らしいおもちゃのような家もあれば、大きく豪勢なマンションまである。
 とても静かな住宅街を、俺は一人で歩いていた。
 本日の東藤との行動で唯一有意義だと言い切れるのは、鬼破者の口から鬼の存在について詳しく聞けたこと。その一点のみだ。
 アイスティーを飲みきって休憩を終えた後はまともな話は聞けず、彼女はあくまで普段通りに鬼退治を続けていた。
 正直に言えば、それは大変気分が悪いものだった。人型のものが、東藤の手によって斬られ、殺されていくようにしか見えないのだから、とてもとても、気分が悪かった。
 目の前で何度も行われた鬼退治のせいなのかは知らないが、俺は今まで自分の身に起きたこと全てが、夢だなんて到底言えなくなっていた。
 無理がある。この嫌悪感だったり気分の悪さだったり、黒い粒子が空に立ち上っていく光景だったり、三日前も見てしまったのだ。今更否定などする気も起きない。諦めたと言ってもいい。
 ぼんやりとした心持ちで道を歩いて行く。
 時折かすかに生活音が漏れ聞こえてくることはあっても、ほとんど音がない。
 商店街のざわめきが、嘘のように感じてしまう。
 目の前に分かれ道が現れた。左右に伸びる二つの道どちらも最終的には自分の家へと続いている。
 いつもは比較的近道の左の道を選んでいるのだが、何故だか今日は、すぐに家に帰る気分にならなかった。
 歩きながら考えをまとめるために、俺は右の道を選ぶ。つまりは遠回りをするというわけだ。
 道の両脇にはそれぞれ家が建っている。集合住宅だったり一軒家だったり形は様々だが、あたたかい家庭があるということに変わりはない。
 ほんの少しだけ、それが羨ましいと思った。俺の記憶の中には、家族全員が揃っている、という場面が存在しないから。――正確には、思い出せない、が正しい。
 父は幼いころに交通事故で他界した。
 確か、小学校に上がる前だったかと思う。
 ぼんやりと浮かぶのは、ぐしゃぐしゃと乱暴に頭をなでてくれた無骨な手と、母の名を愛おしそうに呼ぶ、その声だけ。俺の中に存在する「父」は、たったそれだけだった。
 寂しいと思ったことはない。母が、様々な場面で顔を出してくれたから。
 行事がある度に仕事に折り合いをつけてこちらに来てくれるというのは、今思えばとても大変なことだろうに、母は必ず来てくれていた。
 嬉しくて仕方なかった。
 ただ、小学校の頃は辛かった。
 片親がいないというだけで、周りからは奇異の目で見られる。
 中には、それをネタにからかってくる者までいた。
 自分ではどうしようもないことでいじめられるのは、つらかった。
 街路樹が歩道に木漏れ日を落とす。風が吹くたび、きらきらと揺れ動き、宝石みたいだ。鳥は風の伴奏に合わせて歌い、どこかの家では掃除機がかかっているようだ。小さい子供がはしゃいでいるのだろう、笑い声が耳に届く。
 何故か、周りの様子を意識した途端、俺一人、どこか遠いところに来てしまった気がした。
 自然と足が止まる。
 どこか異界に紛れ込んでしまった気分だ。
 俺の周りを蠢くのは、異形の鬼。地面さえ見えないほど、ぎゅうぎゅうと押し込まれ詰め込まれている。
 だがそれらは、普段は景色に溶け込み、誰にも見えないように姿を隠す。
 ぶつかることもなければ、存在を感じることもない、まさに空気。
 そして背後から悟られぬよう、気取られぬように鬼は忍び寄り、その鋭い爪で思い切り――。
 はっとした。
 勢いよく振り向く。
 背後に広がるのは、俺が通ってきた閑静な住宅街だけ。
 馬鹿らしいと、無理矢理に笑ってみる。
 きっと、東藤から一度にたくさんのことを聞いたせいだ。そのせいで頭がぐちゃぐちゃしているんだろう。だからおかしな想像をしてしまう。あり得ないことを考えてしまう。
 少し、落ち着くべきだ。
 それにほら、彼女は言っていたじゃないか。鬼には決まった形がないのだと。民話やお伽話に出てくるような姿だとは限らないんだ。だから牙は爪があるかも分からない。
 もう一度、歩き始めた。
 住宅街を歩いて、どれほどの時間が経っただろう。一つの、小さな公園が見えてきた。
 ブランコ、滑り台、シーソー、ジャングルジム、砂場……。基本的な遊具のみがある、小さく狭い公園だ。
 そこに、人がいる。
 少年がブランコに腰掛け、俯いていた。
 小学生くらいだろうか。よれよれの服と、無駄に白い肌が特徴的な少年だ。
 一人でなにをしているんだろう。友人はいないのだろうか。
 足が止まり、その少年を観察してしまう。
 ブランコの鎖を強く握り、時折少年の肩が跳ねる。それから慌てたように目元を拭い、また鎖を握りしめては唇を噛みしめる。
 泣いているのだ。一人静かに、少年は泣いている。
 気がついて、ぎょっとした。
 公園の入口でうろたえて、視線をあちこちに飛ばしてしまう。
 もし今、誰かが俺のことを見ていたとしたら、不審者として通報されてしまうかもしれない。
 一体、どうすればいいのだろう。なにも見ていないふりをして、ここを通り過ぎるべきだろうか。そして全てを、忘れて、それで、知らないふりをして。
 できるわけがなかった。
 先ほどまで昔のことを考えていたからだろうか。幼い日の自分と、目の前で泣いている少年を無意識に重ねてしまう。
 頼れる人と頼るべき人が分からずに、ただ涙を必死にこらえていた自分と、目の前の少年はよく似ているように思えた。

「久しぶりにブランコでもやってみようかな」

 ごまかすように発したつぶやきは誰にも届かず、風に乗って消えた。
 一呼吸おいてから、公園に足を踏み入れる。
 そして黙って、ブランコに腰掛けた。もちろん、少年の隣に。
 押し殺しているような泣き声が聞こえた。本当に、小さな小さな声だ。
 きつくブランコの鎖を握りしめて、唇を噛み締めているのが見える。
 さて、どうしたものか。どうするべきなのか、なにも考えていなかった。
 こういうとき、悠ならば気の利いた言葉をかけることができるだろうに。
 ここにはいない友人を思い、ため息をつきそうになるが、それをすんでで飲み込んだ。
 ゆるく、ブランコを漕ぎだす。
 風が頬をうつ。冷たくて、気持ちが良い。
 少年がじっとこちらを見つめていることに気づいた。
 なるべく意識して優しい声色をつくる。

「そっちも漕いでみたらどうだー。せっかくなんだしさ、風が気持ち良いぞー」

 横を向いて少年に声をかける。
 その言葉と同時に、彼が足を大きく動かしているのが見えた。
 視線を前に戻す。世界が、前後に揺れる。
 少年がどんどん、高くなっていく。空に近くなっていく。
 うわぁと、声が聞こえた。
 もう、少年は俺と同じ高さまできている。漕ぐのが上手いようだ。
 今度は自然と笑みがこぼれた。

「どうだー、気持ちいいだろー」
「気持ちい〜!」

 楽しそうな笑い声が、公園内に響く。
 楽しそうに笑っているのだ。先ほどまで泣いていたのが嘘のように。
 俺たちは、ただただブランコを漕ぎ続けた。
 笑いながら、大声を出しながらずっと、漕ぎ続けた。
 一番高いところに来るたびに大きな声を出して少年は叫ぶ。それにつられて俺も声を上げた。
 近所迷惑甚だしい。分かっていても、やめる気は全くなかった。
 漕ぎ疲れ、叫び疲れた俺は減速に入った。
 それを横で見ていたのだろう、少年のブランコも高度を落としていく。
 景色はどんどん低くなる。空がどんどん遠くなり、ついにブランコは止まった。
 少年の方もほぼ同時に止まり、彼と目が合う。
 大きく見開いてこちらを見てきたあと、少年は静かに笑みを浮かべた。
 それにつられるように、俺の頬も上に上がる。
 タイピンが入っているのと逆のポケットに手を突っ込んで、あるものを探す。
 あった。切らしていたらどうしようかと思ったのだが、杞憂だったようだ。
 いくつか入っている中からひとつ握って、少年に投げ渡す。
 彼は危なっかしい手つきでそれを受け取る。それから恐る恐るといった様子で手の中を確認した。
 少年の白い手の中には、紫色の包装をされたあめ玉がある。
 どうやらぶどう味のようだ。

「ぶどう、苦手か?」
「ううん、大好き!」

 ありがとうと満面の笑みを浮かべてから、包みを破り口の中にあめを放り込む。
 こちらに顔を向けてにこりと微笑んだ少年の頬に、はっきりと残っていた。
 いやに痛々しく映る。
 美味しそうにあめを食べながらブランコの上で足をばたつかせている少年を、俺はじいっと観察する。
 シンプルなTシャツとよれよれのジーンズ。
 そこから見える手足は、骨が浮き出ていた。まるで枝のように細い四肢。肌は異様なほど白いし、雲みたいに向こう側が透けて見えてしまいそうだ。
 怖くなるほど、恐ろしくなるほどに痩せている。
 触ればガラスのように砕けてしまいそうで、一緒にいることすら恐怖を感じた。
 そのくせ、太陽のように花のように、精一杯今を生きている力強さも感じ取れる。
 隠そうとしない感情だったり、はっきりとした語調だったり、生き生きとした表情だったり、それらはとても強い魅力を持っていた。うちから湧き出てくる清い水のようだ。
 アンバランスで危うい。こちらの不安を煽る少年だ。
 先ほどまで泣いていた少年に対して怖がるとはどういうことだろう。こちらが心配するところだ。
 今の考えを飛ばすため、少年の方に目を向ける。

「美味しいか」
「おいしい!」

 可愛らしい。思わず笑みがこぼれた。
 それに応えるように少年も笑い返してくれる。

「なんて呼べばいい、名前は?」

 一瞬、少年の視線が泳いだ。
 確かに初対面で名前を聞かれたら戸惑うだろう。特に最近は防犯面の問題でかなり厳しく言い含められていることもあるだろうし。
 ゆっくりと、少年の口が開く。

「エイ……エイって言うの」
「どんな字を書くんだ?」
「英語の英だよ」
「英雄の英だな、ヒーローだ」

 ぴたっと、少年――英の表情が固まった。ぱたつかせていた足も止まり、地面に落ちる。英の視線はおよいで、自分のつま先を見つめだした。表情が見えない。
 どうしたのだろうか。心配になりブランコから立ち上がって、英の前にしゃがんでみた。
 彼の表情がはっきり見える。今にも泣きだしてしまいそうな表情だった。

「ボク、ヒーローなんかになれないもん。なににも、なれないもん」

 震え、かすれている声。
 どうやら俺は、言ってはいけない言葉を彼に向けてしまったようだ。
 なにか言わなければ。なにか声をかけなければ。なにか、なにか。
 頭の中はそればかりがぐるぐる回り、肝心の「なにか」が出てこない。
 どうすればいい。なんと言えば英は笑うだろうか。
 英の目にまた、涙が溜まってきた。今にもこぼれてしまいそうだ。
 そうだ、言えないのならば行動すればいい。
 右手で彼の頭を撫でる。
 あまり、触り心地は良くない。
 一本一本がきしきしと音を立てる髪を、ゆっくりゆっくり、撫で続ける。
 だが、俺の行動は無意味だったようだ。
 英は情けない声を出して、ぼろぼろと泣き始めた。
 一体どうするのが正しいのだろうか。なでたまま、悩む。
 もしかして、突然触られたのが嫌だったのかもしれない

「ヒーローに、なれるかな。みとめて、もらえるかな。ちゃんと、話せるかな」

 嗚咽のせいでとぎれとぎれになる彼の言葉。それでも英は口を閉じなかった。溢れる言葉を止めようとしなかった。

「ボクなんのためにいるのか、分からないよ。泣くの、やなのに。弱虫、やなのに。いっぱい、がまんできるくらい、強くなりたいよ。おっきくなりたいよ。なんで上手にいかないのかな」

 肩が何度も跳ね上がる。泣き声を必死になって押し殺す。
 友達と喧嘩でもしたのかもしれない。
 その姿はとても、苦しく感じた。
 胸になにかが突き刺さり、喉が詰まる。
 俺はなんのためにきたんだろうな。よぎる思い。英よりもずっと年上なのに、ずっと大人に近いはずなのに、何故言葉がかけられないのだろうか。なんで、口に出せないのだろうか。
 ただただ、頭を撫でることしかできない俺の手は、きっと無力だ。

「全部、うけとめるのに。悪口だってなんだって、全部、うけとめるのに。ボク、ここにいるのに。無視なんてひどいよ」

 無視、という単語がやけに強く響く。
 もしや、いじめなのだろうか。
 小さな体で多人数の悪意を受けるなんて無理に決まっているじゃないか。
 呆れと怒りが混ざったため息がもれた。
 この気持をどこにぶつけるべきなのだろうか。

「馬鹿じゃないのか」

 潤んだ目が、俺を睨みつけてきた。頬は赤く染まり、まゆは釣り上がって、怒っているのがよく分かる表情だった。

「ばかじゃないもん!」
「いいや、馬鹿だ、大馬鹿だ」
「ばかじゃないもん、ちがうもん!」

 どんどん涙は溜まっていき、ついには少年の目尻から流れだした。
 今、誰かがこの様子を見たら、俺が少年をいじめているようにしか見えないだろう。たしかにそれは、間違いではないと思う。
 だけど、やめる気はなかった。
 ブランコに座っている彼を見上げるようにして、目線を合わせる。強い光とかち合った。

「馬鹿だ馬鹿。なんで一人で耐える必要があるんだよ。辛いときはな、辛いって叫んでいいんだ」

 驚いたような真っ直ぐな目が、こちらを見つめてくる。
 言葉を整理しながら、言いたいことをまとめながら、どうすれば彼に伝わるのか考える。
 それから少しずつ、形にした。

「悪意なんか受け入れること、しなくていいんだよ。声を上げてやめてくれって言われなきゃお前が辛いことに相手は気づかないし、気づけないんだ。だから英がきっかけにならなきゃ」
「きっかけ?」
「そう、きっかけ。そうじゃなきゃ、相手が心の寂しいやつになってしまう。気づかせてやらなきゃ駄目なんだよ。英が堪えたい、受け入れたいって思うほど大事な人なんだよな?」

 英は小さく、だけれどしっかりと頷いた。

「なら余計に、寂しい人、悲しい人にしちゃ駄目だろ。だから我慢なんかしちゃいけないんだ。分かってくれるか」

 英はもう、泣いていなかった。 
 代わりに大きく目を見開いて、変わったものに向けるような目で俺を見つめてくる。言葉も音もなくただただこちらを凝視してくるだけ。
 なんだかそれがとても気恥ずかしくて、まともに彼の方を見れなかった。
 英はまたうつむき、肩を震わせ始めた。
 もしやまた、泣いているのだろうか。
 どうしよう、一体どうすればいいのだろう。俺の言葉では、英を笑顔にすることができないのかもしれない。

「お兄ちゃん好きー!」

 声が聞こえたかと思うと、体に衝撃が走る。
 支えきれず、後ろに倒れこんだとき、俺はしたたかに頭を打ったようだ、痛い。目の前に星が散ったような気さえした。
 どうやら英がブランコから飛び降り、俺に抱きついてきたようだ。腹部のあたりに、英の腕が回され締められている。
 ひっつき、英は胸のあたりに頭を乗せて、にこにこと笑っている。
 どうしても、邪魔だからといって彼を引き剥がす気にはなれなかった。
 必死になって俺に縋り付いているようで、守らなければならないと咄嗟に思ってしまうほどに。
 ゆるゆると、俺は片方の手を背に回し、片方の手で彼の頭を撫でる。

「ほら、英。服が汚れちゃうだろ。離してくれよ」
「お兄ちゃんだってぎゅーってしてるじゃん。はなしてよ」
「やだ」
「じゃ、ボクもやだ」

 ぱっと顔を上げた英と、視線が交わる。
 目尻からは涙がこぼれていたが、はっきりと頬は上がり、彼は笑っていた。
 体に回されている腕に力が込められる。
 彼の腕をひき潰さないように変な体勢で転がっている上に、更に締め上げられては、小学生の力だったとしてもきついものがある。
 それでも、今、英が笑っているのならもうそれでいいような気がした。

「お兄ちゃんはなんていうの?」
「君尋、だよ」
「キミヒロお兄ちゃん?」
「ああ、まあ……うん」
「じゃあキミ兄ちゃん」
「それもなあ」

 俺の苦笑に対して、英はにこにこと笑っている。
 なんかもう、なんでもいいや。彼の好きなようにさせようじゃないか。
 体に回されていた腕をほどいてもらって、力を抜く。
 英はまだ、俺の上に乗ったまま。
 空が赤い。水彩画で描かれたような淡い赤だが、これからどんどん色が濃くなっていくのだろう。

「キミ兄ちゃんは明日もくる?」
「明日? 来て欲しいのか」
「うん、とってもきてほしい!」

 邪気のない素直な肯定に、言葉が詰まってしまう。
 初対面なのだから警戒しろとか。言いたいことは色々とあったのだけれど、嬉しさと照れくささで声が出てこなかった。
 未だ上に乗っている英に、おりてくれと伝えれば、一瞬渋ったあと、すぐに離れてくれた。
 体を起こしてあぐらをかく。それから服についた砂を払っていると、じーっとこちらを見つめてくる英と目があった。
 思わず、己の膝を叩いてしまう。
 はじける笑顔を浮かべて、英はあぐらの中に収まり、座った。
 頭からさらさらと、砂が落ちてきた。

「毎日は無理、かな」
「そ、っかぁ。そうだよね」
「でも、時々でいいならなるべく来るよ」
「本当? やったー!」

 太陽のように明るい笑顔を向けられた。
 それが俺にもうつったようで、気がつけば自分も笑っていた。
 足からおりてもうらうよう、英にお願いして、二人で立ち上がる。
 全身についた砂をはたき落として、それから。

「とりあえず、今日は遊ぶか! ブランコでどっちが高く行くか勝負だ」
「しょうぶだー!」

 ブランコに駆け寄り、腰掛ける英。それから、視線だけで早く座れと訴えかけてくる。
 俺に弟がいたら、こんなふうになっていたのだろうか。
 英の隣のブランコに腰掛け、俺は思い切り漕ぎだした。
 たくさん遊んでたくさん喋ってたくさん叫んで、その日は喉が痛くなった。

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