「あー...あーあ、もう花子ちゃんの中ドロッドロだね」





お酒のせいでクラクラする頭が、寸止めされ続けて更にクラクラする気がする。何度も奥まで入り込んだ彰自身と、腫れて余計に敏感になった様な秘部の突起が私の感度を更に高めてくみたいで、行き場のない熱が私の身体を更に熱くさせていく。『も、許して』と涙ぐんだ声で彰に伝えると、彰は一度深呼吸してから「それじゃあ、もう俺以外とキスしないって約束して」とため息交じりに呟いた。私は彰の言葉にコクリと頷いてみせるのに、彰は「本当かな」と笑みを含んだ声で囁きながら、膣内から自身を引き抜いて私をベッドへと押し倒してから私を見つめる。私が涙で滲んだ瞳で彰の瞳を見つめ返すと「イきたいから許してって言ってるわけじゃないよね?」なんて意地悪そうに笑って、秘部の割れ目を指で広げていく。クチュッと小さく響いた水音が部屋に響いている気がして下唇をギュッと噛むと、彰は自身を私の秘部に擦り付けながら「ほら、此処…擦ってるだけなのに縋るみたいに、俺に吸いついてくる」と意地悪そうに小さく笑った。





『やっ…あ、きら…ッ…』


「ん?早く挿れて欲しい?」


『...ッ...ふっ...っ...』


「泣いたって許してあげないよ?」





「これお仕置きだから」と私の首筋に顔を埋めていく。彰の言葉にじわっと更に滲んだ視界の理由が、絶頂を迎えられない苦しさからなのか、土屋先輩に言われた言葉のせいなのか、彰が一度も、唇に触れてくれないからなのか分からなくて、私は更にギュッと下唇を噛み締める。割れ目に押し当てながら擦ってくる彰自身が秘部の突起を掠めるたびに甘い声が漏れて、無意識に彰を求めるように腰が浮く。彰が小さく笑って「欲しい?」と困った様に眉を寄せながら私の秘部の入口に自身を押し当てた。私はコクっと頷きながら彰を見つめて『もう、お願い』と懇願する様に彰のシャツを再び握りしめていく。彰は「じゃあ約束して」と優しく囁きながら、私の唇スレスレまで唇を近づけて「俺以外、欲しくないって...俺以外に触れないって...約束して」と目を細めながら私の瞳を見つめた。





『彰、しか...欲しくない...ッ...』





言葉にした瞬間に私の唇に触れた彰の唇が、溶ける様に熱くて、柔らかくて、気持ち良い。唇が触れた途端に入ってきた彰自身のせいで漏れた私の甘い声が部屋に響いて、声が漏れて開いた口の隙間から彰の舌が滑り込んでくる。徐々に深くなる口づけと同時に膣奥に当たった彰自身に身体を震わせると、彰がゆっくりと自身を引き抜いてまた私の奥まで深く入り込む。「俺も、花子ちゃんしか欲しくないよ」と言いながら私の良いところを擦り上げてくる彰に『私も』と答えたいのに込み上げてくる絶頂感に耐えられなくて更に高い声を上げながら私は絶頂を迎えていく。






「意地悪してごめんね、俺...余裕ないんだ」


『んっ...あっ、あっ、ああ!』


「花子ちゃんが好きだから...独占したくなるし」


『あっ、たし...もっ...ッ、あっあ!』


「花子ちゃんが他の奴と話してるの見るだけで...」





「めちゃくちゃにしたくなる」と更に早まった振動に私は何も言えなくなって、彰の唇をせがむ様に彰のシャツを握っていた手を離して彰の首に手を回した。彰は困った様に眉を寄せながら小さく笑って「好きだよ」と言って私の唇を再び奪った。絡みつく彰の舌を感じながら、先ほどまで我慢していた絶頂感がすぐに昇って何度も私の頭を白くさせていく。彰は気づいた様に何度も何度も私の良いところを擦り上げてから、秘部の突起へと指を移動させてグリッと押し潰して小さく笑った。





「前も言ったけど、花子ちゃんって虐めると中締まるよね...本当はお仕置き、好きだったりして」


『イッやっ...あっ、あ...それっ...』


「んー?さっき奥突かれながら此処弄られて、何度もイきそうになったの誰だっけ?」


『やっ、ま、た...ッ...イッ...あっ、ああ!』


「良いよ。今度は沢山、イかせてあげる」





耳元で聞こえた彰の言葉にゾクッと背筋に何かが走って、そのまま目を瞑ると電気が流れる様にチカチカと光が走っていった。私の荒くなった息が、汗ばんだ肌が、震える身体が、ヒクついた膣内が、全身で彰に絶頂した事を伝えるのに、彰の動きが止まるわけもなくて、私の良いところが彰自身に突き上げられる。仰反るように喉を天井にそらした瞬間に首に彰の唇が寄せられて、彰の舌が私の首を這いながら耳元に進んでいく。「イッた直後に中弄られるの、大好きだもんね?」と笑みを含みながら囁いてくる彰の言葉を否定したいのに、私の中は喜んでるみたいにヒクついて、漏れる声は高くなる。秘部の突起を擦り上げる彰の指を止めて欲しくて彰の手首を掴むのに、彰は「ん?もっとして欲しいの?」とグッと指の腹で押しつぶす様に秘部の突起を擦り上げた。瞬間に悲鳴の様な喘ぎが私の口から漏れて、ビクッと震えた腰が、勝手に締まる膣内が、私が再び絶頂を迎えた事を知らせていく。彰が小さく笑って「可愛い」と私に口付けを落とす唇は優しいのに、いつもと違って私が『ストップ』だとか、『少し休憩させて』なんて言葉は聞いてくれなくて、彰がまだ私を許してくれていないんだ。と嫌でも理解させられた。






「ッ...ま、た...イッちゃったの?...俺の方がお仕置きするの、癖になっちゃうかも」


『やっ、あっ...あっ、ああ!』


「中締まって...またすぐイきそうだね」


『ッ....ふっ、ぅ...っ』


「言ったでしょ...?泣いたって、許してあげないって...」












『ん...』


「おはよう」





「まだ明け方前だけど」と付け加えてから、彰は指で私の前髪にサラリと触れた。まだ彰が怒っているのか気になって布団にモゾモゾ潜り直しながらチラリと彰を見つめると、彰は眉を寄せながら「意地悪してごめんね?」と私のおでこに優しく口付ける。『...私の方こそ、ごめんなさい...』と呟くと、彰は私を抱き寄せながら「俺こそ、大人気なくてごめん」と言ってから小さくため息を吐いた。





『私が、いけなかったの...久しぶりの飲み会で調子に乗ったし...飲みすぎたのも事実だし...それに...』


「それに?」


『彰に飽きられたなんて...少し鵜呑みにしたりして、隙だらけだったと思う...』


「飽きられた?なんでそう思うの?」


『土屋先輩が...もう保護してないから、飽きられたって...』


「ふーん」





彰がそう言って私の上に覆いかぶさる様に身体を動かすと、「魔力使うと花子ちゃんの事抱く回数増やさなきゃいけないから、って...気を使ってたんだけど...」と困った様に小さく笑ってから「もう気なんか使わなくていいみたいだね」と満面の笑みを浮かべてニコッと笑った。まずい事を言った。なんて思いつつ、『や、私が悪かったと思ってるので...本当すみませんでした』と彰から瞳をそらすと、彰は「ツチヤ先輩の言葉を鵜呑みにしちゃうくらい不安だったんだ?」と私の手首を押さえつけた後、「俺がどれだけ独占欲の塊か教えてあげなきゃね」と反り勃った自身をグリッと私のお腹に押し当てる。私がビクっと身体をビクつかせながら顔を静かに左右に振ると、彰は「駄目だよ。逃がさない」と言って私の唇を優しく奪った。






その後の2人
(幸せいっぱいだけど、身体がもたない)



この日を境に何かと理由をつけて"お仕置き"される事をこの時の私はまだ知らない。





(2022/02/14)



Back