『あ、あっ…もう、やぁ…』


「花子、どうして欲しい?」





しばらくイけない状況が続いて、私の頭と身体は限界だった。『もう、イかせて』なんて頭の中で響いているみたいな自分の言葉が、不意に私の口から漏れ出る。それを聞いた牧くんが「もう一度、ちゃんとお願いしてみろ」なんて意地悪そうな声で言って、私の耳に舌を這わせていく。お願いしろ、なんて言われたって、これ以上どう言えばいいのかわからない。返答に困ってる私に「挿れて欲しい、って言えるだろ?」と、私の耳元で囁いた牧くんの言葉に従うみたいに『お願い、もう...挿れて』なんて途切れ途切れに口から漏らした。瞬間に秘部にあてがわれた牧くん自身が、私の秘部の入口を擦って行くだけで私の口からは甘い声が漏れていく。私の秘部から鳴り響く水音が、更に響いたように音を立てて、牧くん自身が埋められていった。牧くんが埋まっていく事で私の良いところが擦り上げていくと、私はいとも簡単に絶頂を迎えてしまう。まだ牧くん自身が全部埋まったわけじゃないのに、達してしまったことで敏感になった私の身体は徐々に埋まっていく牧くん自身に喜んでいるみたいに身体を反らしていった。




「イッたな…ッ…中が痙攣してるぞ、花子」


『あッ…やぁ…!だ、め…』


「自分からねだったんだ。嫌なわけないだろ」




言いながら私の視界を塞いだネクタイがほどかれて、牧くんがネクタイをはぎとっていく。塞がれていたせいで白くぼやけた視界が、徐々に牧くんの顔が見えるくらいに鮮明に機能し始めると、熱いような、色っぽいような牧くんの瞳と目が合って、私は一気に顔と身体が熱くなっていった。牧くんは私を見つめて「良い顔」なんて言って私の口を塞いでいくのと同時に、振動を開始していって、頭が溶けていくみたいに私の全部が熱くなる。絡め取られていく私の舌が、牧くんの熱い舌に翻弄されていって、口の隙間から私の甘い声が漏れ出ていった。





「中も、顔も…トロトロだな」


『やぁ…ッ、あ、ああ!あ!!』


「ほら…奥まで…ほぐれてるぞ」


『だ、め!あぁっ!やぁあ!』





昨日よりも奥まで入ってくるような牧くん自身が、私の膣奥に当てられると、今までに感じたことのないような快感の波が私を襲って、私は目眩がするような、頭がクラクラするような感覚に戸惑いながら牧くんのワイシャツをギュッと掴んだ。牧くん自身が奥に当てられるたびに、いつもの絶頂を迎える感覚がやってくるみたいに私の視界にチカチカと光が走って、溶けてしまいそうなほどに熱い牧くん自身が私の身体をさらに熱くさせていく。だめなんて言葉を口から出しているのに、私の身体は全然だめなんて言ってなくて、牧くんの送ってくる快感に喜んでるみたいに自分の中が牧くん自身を締め付けていった。




「ん?なんだ?もう…奥で、感じてきたのか」


『あっ、あ、ああ…ッ!!』



目を細めながら私を見つめている牧くんの手が、牧くんのワイシャツを掴んでいる私の手を取って指が絡められて行くと、牧くんが私の唇を奪っていく。耐えられない快感に、私は諦めたように身を任せて、牧くんの口づけに応えるみたいに自分の舌を牧くんの舌に絡めさせていった。「ずっとイきっぱなしって感じだな」口が離れてフッと笑いながら牧くんがそう言って、私の膣奥に自身をグリッと押し当てる。強すぎる快感にまた目の前がチカチカとして、私は頭がおかしくなっちゃいそうだった。牧くんはそんな私の反応を楽しんでるみたいに何度も何度も自身を押し当ててきて、私は絡められた牧くんの指をギュッと強く握りしめる。とめどない私の甘い声と、下腹部から聞こえてくる厭らしい水音が、私の身体をさらに熱くさせていって、今までに感じたことのない感覚が私を襲う。酸素を求めるように荒く息を吸いながら甘い声を漏らす私を牧くんはさらに追い詰めていって、痙攣するようにヒクついていく自分の膣内が、私の絶頂を知らせていく。もう、頭が溶けて馬鹿になっちゃうくらい気持ちいい快感に、私は抗うことなんて出来なくて、牧くんがスパートをかけるみたいに私の膝裏を持ち上げた。瞬間にさらに早くなっていく牧くんの振動に絶えられない私は、そのまま感じたことのない強い絶頂を迎えていく。





『あ、も…やぁ…ッ!あ、ああ…ッ』


「奥で、イけた…か?」


『あぁッ…!あ、ああ…』


「…花子、奥が、良かったのか?」





「答えろ」なんて言いながら容赦なく振動する牧くんに、私が素直にコクリと頷くと、牧くんは満足そうに笑って「なら、もっとしてやろうな」なんて言って私の膣奥を突き上げた。私は強い快感に逃げるみたいに腰を揺らすと、牧くんは繋がったソコに体重をかけるようにして自身をさらに奥へと押し進めていく。苦しい位の快感に、もう私の頭はぐちゃぐちゃで、何も考えられないまま、牧くん自身を受け入れていった。押し当てられていく牧くん自身の先端が、私の膣奥を弄っていって、頭が、身体が自分の身体じゃないみたいに溶けて、全身がドクドク脈打ってるみたいに熱くなる。それと同時に自分が自分じゃなくなるみたいで少しの恐怖が私を襲うのに、牧くんから送られてくる快感に、私は逃れられない。怖いのに、どうしようもなく気持ちよくて、何度か牧くん自身が膣奥に押し当てられると、私はもう何度目だかわからない絶頂を迎えていった。それなのに止まらない牧くん自身が、私の敏感になった膣内を掻き回していくと、私の膣内で牧くん自身が一段と大きくなっていく。それと同時に牧くんが限界なことを理解して、私はやっと終わる。なんてこの時間が終わることを願い続けた。「とりあえず俺も1回イくぞ」なんて牧くんの声に驚いて、私は不安そうに眉を寄せながら牧くんを見つめる。私の視線に気づいた牧くんが「大丈夫。まだ、してやるよ」なんていって私の唇を奪っていって、私はというと、全然大丈夫じゃない。これ以上されたら本当に頭がおかしくなって死んじゃう。この1回で、終わりでいいから。なんて思いながら牧くんの口づけに応えていく。




「余裕だな…別の事、考えてただろ」


『やぁ、違ッ…!あ、ああ!』


「いいか花子、俺のことだけ考えろ」





「俺のことだけ、感じるんだ」なんていって再び塞がれていく私の口からは、もう甘い声しか出て来なくて、牧くんの振動が早くなっていくのと同時に、私もまた追い詰められていくみたいだった。牧くん自身が出し入れするたびに、私の良いところを擦り上げていって、時折膣奥が突き上げられると、私はのけぞるみたいに身体を揺らす。繰り返されていく振動に耐えるしかない私は、牧くんが満足するまで、甘い声を漏らし続けた。







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