『ん...』





酷く厭らしい夢を見た。仙道の指と舌で、翻弄されるみたいな夢を。まだ夢見心地の頭で夢を思い出すみたい静かに考えてたら、なんだか身体が触られてる感覚に気がつく。あれ、何...?何か、されてる?なんて考えようとするのに、未だにボーッとしている頭が私の判断を鈍らせるみたいに邪魔をする。目を瞑ったまま身体に神経を尖らせるみたいに足をもぞっと動かすと、私の耳に水音が届くみたいに下腹部から音がして、自分の秘部に違和感を感じた。あれ、何...まだ、夢?なんて思いながら、私の下腹部でもぞもぞと動く何かを確かめるために薄く目を開けると、私の下腹部でツンツンとした見慣れた頭が見える。あれ?本当にまだ夢見てる?ふわふわした感覚と、ボーッとした頭で理解した時には膣内に指が入っていて、私の良い所が擦り上げると私は小さく甘い声を漏らした。「あれ?花子?」なんて仙道の声が聞こえて、私は再び目を瞑る。ん?これ、現実?仙道、何してるの?考えてる間に何度も何度も良い所を擦られると、私の身体の感覚が戻っていくようにどんどん快感が迫ってきて、私はビクッと腰を揺らした。それと同時に仙道の舌が私の秘部の突起に吸い付いて、私は驚いたのと同時に絶頂を迎えてしまったようで、思わず目を開いて身体にグッと力を込める。





「あれ、起きたんだ?」



『せ、んど...っ何...して、やぁっ、ああ!』



「花子の寝顔が可愛いから、悪戯してた」



『ば、か...っ!あ、やめ...だ、めぇ...!』



「寝てる間花子の好きな所ずっと触ってたからさ...」





「中、すごい事になってるよ」なんて私の顔に移動した仙道が笑って、私の唇を奪っていく。吸われた唇の隙間から私の愛液のような、独特の味が私の口に広がって『いや』と唇の隙間から私が言うと、仙道は聞いてないみたいにヌルリと私の口内に舌を入れた。口付けられている間も否定の言葉を漏らす私の舌を、仙道が絡めとっていって、ちゅっと吸われたのと同時に仙道の唇が離れると、仙道は「寝てるのに感じすぎ」とかなんとか。膣内から引き抜かれた仙道の指が、私の目の前に移動すると、ドロっとした白い白濁の様な愛液が見えた。私は恥ずかしくて目を瞑って、仙道に『人が寝てる間に何してんのよ、馬鹿』なんて悪態をつくのに、仙道は小さく笑って私の秘部に自身をあてがう。




「花子が起きるまで我慢してたから、もう限界...挿れていい?」



『やっ、だめ...に決まって...ッ!』



「前も言ったけど、だめって言われると...」




「したくなっちゃうんだって」なんて言いながら仙道が私の唇を奪って、そのまま奥まで一気に貫かれる。今まで一気に奥まで挿れられた事のなかった私は目眩がする感覚がして、膣内がギュッと締まってるのが自分でもわかるくらい気持ちよかった。あ、これだめだ本当に。死ぬ。って思ってる私なんかお構いなしに、仙道が振動を開始して、いつから弄っていたのかわからないけど、私の中はもう解れきっているみたいに仙道の振動を抵抗なく受け入れる。頭がおかしくなる様な感覚と、時たま奥にグリッと当てられる仙道自身に耐えられなくて、私は塞がれた口の隙間から甘い声を漏らしていく。熱くなってく私の身体と、溶かされてくみたいに熱い仙道の舌が私の頭をさらにクラクラさせていって、先程絶頂を迎えたはずなのに、私はまたすぐに絶頂を迎えそうだった。






「イキそうなんだ?」



『あ、やぁ...っ、あ、ああ』



「でもだめだよ、俺のこと散々焦らしたんだから」



『な、にっ...あ...言って...あっ』



「俺が良いって言うまで、イくの禁止」





本当、何言ってんの仙道。馬鹿なんじゃないの?焦らしてないし、なんなら勝手に寝てる相手に厭らしい事しといて反省しなさいよ。とかなんとか頭で考えるけど、私は我慢できそうになくて首を左右に小さく振る。仙道は私の反応を見てすぐに私の弱い所を重点的に擦り上げるみたいに自身をグリッと押し当ててきて、私は思わず身体をのけぞらせた。「ほら、我慢して花子」笑みを含んだ声で仙道はそう呟くのに、まるで私の反応を楽しんでるみたいに自身を擦り付けてくる。耐えきれない私は仙道に『無理、できない』って訴えるのに、仙道は私を追い詰めるみたいに「じゃあ、イかせてくださいってお願いしないと」とかなんとか。何こいつ、悪魔なの?なんて思いながら私は下唇を噛んで、無理、と言う様に滲んだ視界で仙道を見つめた。仙道は「だめだよ」なんて言いながら私の耳元に顔を寄せると「それにこのままずっと奥突かれても、我慢できるの?」って囁いて、私は耳で仙道の吐息を感じると我慢できなくなって、ビクビクっと体を揺らして絶頂を迎える。真っ白になった頭が私を余韻に浸らせていたのに、「あーあ、イッちゃったんだ?」なんて言いながら仙道は私の良い所を擦り上げるのをやめてくれない。私は快感に飲まれるみたいに甘い声をさらに漏らして、止まって欲しくて仙道にしがみつくみたいに仙道の首に腕を回した。




「我慢できないくらい気持ちいいんなら、今日はたくさん抱いてあげるよ」




『やぁっ、ああ、あっ...無理...ッ!』



「中ギュッてしたね...嬉しいんだ?」



『い、やぁっ...っ、あ、ああ』



「花子、可愛いよ」





言いながら仙道が私に口付けて、私は諦めたように仙道の口づけに応えていく。昨日散々したくせに、まだ足りないとか化物。恋人になった仙道はもう体力お化けなんて可愛いもんじゃなくて、私の身体は悲鳴を上げているのに、快感に溺れてくみたいに仙道の身体をギュッと掴んでいった。









その後の2人
(恋人には甘いなんて嘘、仙道は意地悪になった)





『あんた、本当馬鹿じゃないの』


「あはは、花子がすごい可愛いから」


『本当死んじゃう』


「死んじゃうくらい気持ち良かった?」


『うるさい馬鹿...』


「花子」


『なによ』


「すげー、好き」


『...私も』



(仙道って、本当馬鹿)





2020/09/27


Back