「顔見せて」






『やだっ』






言われて掴まれた手首が、また私を熱くさせて、仙道が触れたところが火傷したみたいに熱くなる。抵抗した私の力なんか、仙道の力に敵わなくて、そのまま顔を覆っていた手を剥がされた。それによって露わになった私の顔を仙道が見て、満足そうに「その顔いいね」なんて言葉を吐く。私は恥ずかしくて、もう消えちゃいたかった。だけど仙道の指はまだ私の膣内に入っていて、膣内の指をグッと曲げられただけで私はまた甘い声を漏らす。そんな反応を楽しむみたいに仙道が笑って、「まだ足りないよね」とかなんとか。足りる足りないとかじゃない、学校でこんなことしないでよ。と、いうか私キスして良いって言っただけなのに。しかも1回。何回すんのよ、キスだけじゃなくてこんな事までしちゃって、馬鹿、仙道の馬鹿。なんて心の中で悪態をつく私の膣内から仙道の指がズルリ引き抜かれていった。







「そろそろお昼休み終わっちゃうし、挿れて良い?」






『だ、め...絶対だめ!』






「なんで?」






「自分だけ気持ち良くなるなんて、ずるいだろ」なんてカチャカチャと音を立てて、仙道がベルトを外していく。私はストップ!と言わんばかりに身体をガバッと起き上がらせて、仙道の手を掴んだ。挿れたらセックス になっちゃうじゃん。なんて思いながら、私は仙道を見つめて『口でするから』なんてばかみたいなことを呟いた。口でするのなんか歴代の彼氏を合計したって片手で数える程度しか経験したことないくせに、私は仙道の返答を待たずに自分から仙道のベルトを外してズボンのチャックに手をかける。







「本当に?出来るの?」






『出来るよ、馬鹿にしないで』






「昼休みが終わる前に、ちゃんと終われる?」






『出来るってば...』






そう言って仙道のズボンと下着を一気に下ろした私は、目の前にそりたった仙道自身を見つめて言葉が出なくなった。デカ過ぎる。なんだこれ。馬鹿かお前の逸物は。なんてアホみたいにじーっと見つめていた私に、仙道が「そんなに見られると恥ずかしい」とか少し赤らんだ顔で私の頬に手を寄せる。仙道も恥ずかしがることあるんだ。ちょっと可愛い。なんて余裕そうに少し笑った私は、ドキドキしながら仙道自身に手を当てた。少し先走ったように濡れた仙道自身はすごく熱くて、ドクドクと脈打ってるのがわかるみたいに私の手が触れるとビクッと動く。それと同時に私の頬にあった仙道の手が私の耳を触るもんだから、私は小さく甘い声を漏らして、『私がするんだから触っちゃだめ』とピシャリと仙道に視線を移しながら言うと、仙道はパッと顔横で両手をこちらに向けて「はいはい」なんて目を瞑って眉を上げた。なんだか私はそれが悔しくて、仙道自身に唇を近づけて、パクリと先端を口に含んだ。ちょっとしょっぱいような、苦いようなその味と、仙道の体臭のような匂いに、なんだか私はまたドキドキしていた。







『んっ...』







「ん、花子の口の中、熱っ...」







言われてなんだか胸が熱くなるような感覚に、私は仙道自身を咥えながら仙道の顔に視線を移すと、なんだか感じているみたいに眉を寄せていて、私の胸は余計に熱くなる。私と目があった仙道は少し悔しそうに笑いながら、「全部咥えてよ」なんて言うもんだから、私は答えるみたいに仙道自身を飲み込んでいく。だけど、仙道のでかいソレは私の口に全部入ることはなくて、頑張って半分くらいだった。それでも苦しい私は、口を上下に動かしながら、頑張って仙道自身を吸い上げたり、舐め上げたりしていくけど、仙道がそんな私を見て「全部、だって」なんて無理難題を言って笑った。私は口から仙道自身を離して『入んない』って眉を寄せて仙道に呟くと、仙道は「分かった。じゃあそのまま咥えててよ」なんて艶めいた声で私の髪の毛にサラリと触れる。その言葉を聞いて素直に仙道自身を口に含んだ私の頭を仙道が掴んで、私の喉奥まで自身を無理やり打ち付けるみたいにグッと腰を動かした。そんな喉の奥まで咥え込んだ事のない私は、むせ返るような嗚咽感と、仙道自身の匂いに耐えきれなくて、仙道のワイシャツをギュッと掴んだ。







「あー...これ、やばいな...」






『んっ、んん!んぐぅ!ん、ん』






「花子、これくらいしなきゃ昼休み中に終わらないって...」






そう呟いた仙道が私の頭を掴んでいた手を離して、私は勢いよく仙道自身を口から離した。それと同時にゲホゲホとむせる私の背中をさすった仙道に、なんだかムカついてバシッと肩を叩きながら仙道に馬乗りになるみたいな体制で、『なにすんのよ!ばか!』って叫んだ。そんな私の口を仙道が塞いで、私の口内に仙道の舌がヌルリと入る。さっきまで苦しかったのに、仙道の口づけだけで溶けたみたいに私の身体はまた熱くなっていって、仙道が唇を離すと、銀色の糸が私と仙道の唇を繋いだ。そんな酷く厭らしい状況に、私は何も言えなくなって、悔しくて下唇をギュッと噛む。







「苦しそうな顔も、やらしーね」






『馬鹿じゃないの!?』






「ほら、昼休み終わっちゃうよ」







こんな事言いながら、私の下着に手をかけた仙道の手を思わず掴んだ。私は自分の反射神経の良さに、ちょっとやるじゃん私。なんて思いながら『挿れちゃだめ』って目を細めながら睨むように仙道を見た。それに屈しない仙道は、私の手の力なんかお構いなしに下着をずらして、膣内にズズッと指を1本挿れていく。私は驚いたのと、その入ってきた指が私の良いところを擦ったのとで、自分でも信じられないくらい甘い声を漏らして仙道の方にどさりと上半身を倒していく。







「花子の中、俺のこと待ってるみたいにトロトロしてるよ」







『だ、だめ...ッ!や、や...だ...っ』







「だめ?そっかー...でもだめって言われると...」







「したくなっちゃうんだよね」なんて呟いた仙道が、私の膣内の指を増やして、私は耐えきれずに仙道に抱きつくみたいに仙道の肩をワイシャツごと握りしめる。崩れた体勢のせいで耳元にきた仙道の唇が、私の耳にちゅっと触れて、それと同時にピチャリと舌が這っていく。「ねえ、花子...だめ?」なんて耳元で囁かれて、艶っぽいような吐息まじりの仙道の声に、私の背中にゾクリと何かが走る。それと同時に私の膣内がキュッと締まっていくのがわかって、私の口からは甘い声が止めどなく溢れ出ていった。









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