▼あとがき

※蛇足的あとがきです






どうもこんにちは、管理人の巡です!

この度は晴久短編「涙痕」をお読みいただき、まことにありがとうございました!
この短編は、巡が「悲恋もの書きたいなぁ」とかいう軽い気持ちから始めた割に、かなり書くのに力を注いだ一品です。
本当に軽い気持ちだったのですが、晴久の恋人で元就の妹という設定は晴久を見た瞬間から思いついて暖めていたネタだっただけに、書くのに思った以上の神経を使い、短期で終わらせるはずがいつの間にか…あれ?まじで光陰矢のごとしじゃね?みたいなことになってしまいました。

そしてこの小説では、私の中では始めて第三者…というかどちら視点でもない(ある意味どちら視点でもある)文章の書き方をしてみました。
理由はヒロイン視点になったり晴久視点になったりしている内に、訳がわからなくなるのを防止する為だったんですが、書きなれない文体に本気で途中で挫折しかけましたorz
慣れないことはするもんじゃありませんね…

言い訳と巡の情けない話は置いておいて
小説についてですが、戦の事などは100%捏造ですが、ちょこちょこ史実ネタ挟んだりもして楽しんでました。
しかし地理的なことにあまりに知識がなくて、かなり苦戦したのも事実で…
その点、地元の方から頂いた情報は本当に嬉しかったです、ありがとうございました
実は本で分からないところは探り探りにグーグルアースとかで見ながら書いてたんで…
島根鳥取は1、2度した訪れたことがありませんが、本当に素晴らしい所だと思うので、今度こういった地理的要素を入れる際は事前に現地に行って見たいと思います
島根鳥取の地理ネタすごいすきなんですよ…
多分またその内晴久さんで書きますので、お見かけされた際には「懲りない奴め」とお笑い下さいませ。

晴久とヒロイン、元就の関係ですが
晴久とヒロインは幼い頃からの環境下で自然に想いを育んでいったという感じです。
この辺もっと詳しく書きたいなぁと今更思ってます。
需要があればまた番外とか書くかもしれません。
あと元就と晴久は犬猿の仲。
ヒロインの事が大事な元就からしたら、ヒロインの想い人である晴久は気に食わないというのもありますが、また別に、幼少期から様々な苦労をしてきた元就からしてみれば、お坊ちゃまな晴久が好きになれなかった…というのもあると思います。
晴久も、元就に対してはいけ好かない奴、と思ってますがそれ以上に同じ一国の国主として何か思うところはあったと思います。
その辺りは読者様のお好きなように解釈して頂ければ、と思いますが一つだけ、元就は決して「晴久」が憎くて尼子と戦っていたのではありません。
本当に皆が皆ただ自家や国、家族の事を思った末のあの展開だと思って頂ければ幸いです。

…とまぁ結局は私のあの稚拙な文章から読者様が色々妄想を広げてくださればいいなぁ、くらいのことです。
もっと晴久を男前にしたかったのが若干不完全燃焼ですが、私は書きたい事が書けて幸せでした。

最後にもう一度、「涙痕」にお付き合い頂き、応援下さった方々に感謝を申し上げます、本当に有り難うございました。
そしてこれからもpythonをよろしくお願い致します。





2011.02.16
管理人:巡