坂城くんと秋穂ちゃん | ナノ




  04



―生徒指導室


「生徒指導室とか初めて入った!!」


入った瞬間に秋穂は騒ぎ始めた


そんなに珍しいか??


今はそんな事はどうでもいい


「まずそこに座れ」
「はい!!」


ニコニコしながら楽しそうに座った


「まずなんでお前はここに居る??」
「それは言えません!!」


は??


「菫に言うなって言われました」


新たな人が出てきたな


「不法侵入したのはお前以外にもいるのか??」
「ふほーしんにゅー??あーサンタクロース!!」
「違う。サンタは不法侵入者じゃない」


果てしない馬鹿発言に頭が狂ったのか


的外れな指摘をした


「もしかして坂城さんサンタ信じてたタイプですか??意外ですね♪」


秋穂の付き合いきれない馬鹿に俺の何かが切れた


「お前いい加減にしろ」


睨む形で秋穂を見た


「俺が聞いている質問に答えろ。」


生徒指導室に俺の声だけが響いた


「す、いま…せん」


ビクッと肩を震わせ、秋穂は俯く。


声は震えていた。




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