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唖然としてもう………開いた口がふさがらない。
「お前っ」「きゃーきゃー不良×不良きゃー」「何言ってるんだ!?」「不良受け最高〜きゃー」「先輩早く逃げましょう!!」「ちっ覚えてろよ!」
不良達は警察が来る、と焦りだし、一気に入り口へ駆けていき出入口で、すし詰めになったのが、なんとも滑稽だった。
「一昨日来やがれっ! やっぱ二度とくんなっ」
「……どっちだ。というか俺らも逃げるぞ。警察が来るんだろう!」
不良のせいで営業妨害をしたのは、事実だし警察のお世話にはなりたくはない!
だが秋穂はのんびりと「大丈夫ですよ〜」と言った。
そしてオレンジ色の携帯を振りながら、
「電話なんてしてません。あの人達うちより馬鹿ですね!」
と、言って笑ったのだった。
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