坂城くんと秋穂ちゃん | ナノ




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「"助けて"って……どういう意味だ」


確かに秋穂は"助けて"と口パクで言った。


すると、焦ったように俺から目を逸らし、引き攣ったような笑いを浮かべた。


「……?」


あれはどういうことだ。


お茶して楽しんでるんじゃないのか?


誰といるんだ、と思った時、相手の顔が見えた。


「……は?」


相手は―――……色とりどりの頭をした不良だった。


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