12
「"助けて"って……どういう意味だ」
確かに秋穂は"助けて"と口パクで言った。
すると、焦ったように俺から目を逸らし、引き攣ったような笑いを浮かべた。
「……?」
あれはどういうことだ。
お茶して楽しんでるんじゃないのか?
誰といるんだ、と思った時、相手の顔が見えた。
「……は?」
相手は―――……色とりどりの頭をした不良だった。
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