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「つっかれた――」
和泉は家に帰ってベットに横になっていた。となりには和泉に抱きつきすーすー寝息をたてている甘ったれの弟。和泉が家に帰ってから離れようとしなかった。姉がどこかに行ってしまったのが、本当にショックだったらしく『ぼっ、ぼく……いっいこに、するっ……っから、おねえ、っちゃんっ、……どっこ、にも……いかないで……っ』と泣きついた。そのまま、寝てしまったので仕方なく一緒に寝ることにした。
両親にも色々言われたが、ようは『無事で良かった』云々。アホな母親は『反抗するならもっと分かりやすく反抗しろよ!』と意味の分からないことを言っていた。
和泉の頭は交番に行った時点で冷えていたため、すんなりと『ごめんなさい』と言えた。それと、受験が終わるまで自分の負担を減らして欲しいこととを伝え不満やらなんやらを両親に伝えた。
『――受験勉強と智季の面倒と炊事の両立はキツい。せめて、智季の面倒くらいオカンに見て欲しい、です。たまに、泣きたくなる』
両親は長女の和泉にとても負担をかけていたことに大変ショックを受け、和泉は今日は休めと言われた。両親共『そのことは自分たちで話し合う』ことで少し落ち着いたらしい。
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