24-kiara | ナノ

Diary


 篠宗
食べた食器を片付け洗う篠塚。なんとなくそれを見ていた宗正は、なんだか胸がソワソワし、篠塚をよぶ。
「篠塚」
「んー?」
軽い返事をしこちらを見ない篠塚に、宗正は席を立ち後ろから抱きしめた。
「ふお!先輩
どうした、と驚いて見上げる篠塚に宗正はブスッとしながら答える。
「……落ち着かないから、早く片付けてこっちこい」
一度ぎゅっと腕に力を込め、言いたいことを言ったら早々とリビングに行ってしまう。
「……ふおお!!!先輩が!!!でれ!た!ウワアアア!!!今すぐ行くウワアアア!!!」
「篠塚、うるさいぞ…」
篠塚は洗い物を投げ出し、宗正の胸に飛び込んだ。宗正は呆れながら篠塚の髪を撫でる。彼は彼女の幸せ!という顔を見て、微笑んだ。

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