集落を進んだ先に、正にゴミの山と言ってもいい人工物の山があった。その高さはかなりのモノであり、不自然に内部へと続くであろう口が空いている。

 ガスは一層濃くなり、どうやら内部から漏れているらしい。


「ベルセリウムあるといいけどな……」

「探してみない事には分からないが……コレは予想以上に時間が掛かるだろうな……シャル、何か分かるか?」

《そうですね……ベルセリウムは主に生体兵器に使われていた物ですから、その生体兵器の残骸を探すのが良いのですが……》


 その場で見渡す限りはそれらしき物は見当たらない。あるのは何に使うのか分からない機械らしき物や、エネルギーを保有していないクズレンズ等ばかり。価値がありそうな物は集落の者達に回収されているのだろう。


「奥に行くしかないか……出来ればレンズ砲用のレンズも回収したいが、根こそぎ持っていっては更に反感を買い厄介な事になるからな……」


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bkm

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