思い出した様に言ったスタンの言葉にレイノルズは項垂れる。
「今のモンスターがホーリィボトルじゃなんとかならないのは分かってるしなー……始祖竜がそんな柔い物ではない筈だけど兵器は降ろしちゃってるし、何ていうか、もう頑張ってとしか」
「モンスターに囲まれる事だけは避けなければな……ベルセリウム探しの前に着陸地点探しをしなければならんとは……」
「足下掬われたら起き上がるのが大変だしね、砂漠だし。先ずは地盤固めから……ってのは、閣下にお任せします。何か僕、かなり疲れが溜まってるみたいで……」
彼が疲れているのは見た目からだけではなく、何処と無く何時も以上に落ち着きの無く、その上纏まりの無い言動からも分かる。
ドライデンは他の研究者に指示を出し、彼をベッドに連れて行かせた。
「あれほど適度に休息を取れと言ったというのに……」
「相当根を詰めていたみたいですね」
「お前にそっくりだ」
「…………」
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bkm
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