そして集められたソーディアンマスター達。レイノルズが事情を説明すると、先ずルーティが気だるそうに呟く。
「ったく次から次へと……選択の余地が無いじゃない」
確かにその通りであり、ルーティが溜息を吐くのも分かる。
しかし彼は相変わらずだった。
「ベルセリウムかー……とにかく行ってみなきゃ分かんないよな」
「そりゃそうだけどね……彼処感じ悪いからあんま行きたくないわ」
「でも世界がこんな状況だし、カルバレイスの人もそれどころじゃないんじゃないか?」
「どーだかね……カルバレイス人もそうだけど、そのガスってのがねェ……」
対人関係よりも厄介なのが現場の物理的環境。レイノルズもガスについては詳しく知らず、やはり行ってみなければ分からない状況。
大胆に、だがそれ以上に慎重に成らざる得ないと皆が思い始める中でフィリアの顔色が優れない事にウッドロウは気付く。
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