「ちょっと油断すると、暴発しそうだな……」

《そうですね、僕も常に気を引き締めないと》


 人間には過ぎた力、今の彼等がそれ。過ぎた力を持った天上王に対抗するには同等の力を持つしかないのだ。

 ジョニーがマスター達に声を掛ける。


「何だか一層頼もしく見えるぜ、此方まで強くなった気がするな」

「元々強いウッドロウ様が更に強くなって……ハッ、ライバルが増えるかも……!」


 重大な事に気付いたチェルシーの言葉にコングマンは衝撃を受けた。


「元々素敵なフィリアさんを狙う輩が増える……!? 俺様も更に強くならなくては……!」

「心配するなコングマン、お前に敵う男はそう居ないだろうから」


 冷静なマリーのツッコミは届かずコングマンは燃え、ついでにチェルシーも気合いを入れている。

 ジョニーは溜息を吐き笑った。


「何つーか、世界はこんな事になっちまったってのに、アンタ等は真っ直ぐだねェ」


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bkm

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