モンスターを薙ぎ倒すおばさん、一体どの様な人物なのか。皆が考えていると突然コングマンが声を震わせた。


「ま、まさか、“荒くれのマギー”か!?」

「あー……旦那さんのボブおじさんが、マギーおばさんは昔そう呼ばれてたって言ってたっけかな」

「…………」


 コングマンの顔は真っ青、一体何だと言うのか。

 その答えを出したのはリオンだった。


「荒くれのマギーと言えば……ノイシュタットの闘技場の何時だかのチャンピオンだったか」

「リオン、知ってるのか?」

「仕事柄、人が集まる場所についての話はよく耳にするからな」


 スタンの問いにリオンは頷いた後、真っ青のままのコングマンを見て考え込む。


「確か……女でありながら1人で大型モンスターを何体をも薙ぎ倒し、勝利後その亡骸に足を掛け雄叫びを上げるという地獄絵図を披露していたとか何とか……」

「へー、マギーおばさんってそんな凄い人だったんだ」


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bkm

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