訊かれたスタンは首を傾げたが、すぐに思い当たる節を思い出したのか納得している。
「んー……何て言うか、リーネにはじっちゃんとかマギーおばさん居るし大丈夫かなと思って」
「え、何でよ」
「まず、リリスの手紙を読んで今の所リーネには大きな問題は無いって分かったからなんだよ。日光が無いから農業は大変だけど、保存食はかなり沢山あるし。
それにモンスターが来てもじっちゃんとマギーおばさんが何時も通り何とかしてくれると思うんだよな、一応自警団もあるし」
「前者はまあ分かるとして……アンタのお祖父さんって軍人止めて大分経つわよね? ていうかマギーおばさんって何者よ」
モンスターと渡り合えるという事なのだろうが、場所がリーネという田舎のせいか想像がつかない。
スタンは特に気兼ねする事も無く教えた。
「俺じっちゃんに剣技習ったから、手合わせだってしてるしまだまだ現役いけるんじゃないかなって思ってんだ。マギーおばさんは……何であんなに強いんだっけ……」
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bkm
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