変わらぬ厳しい口調にジョブスがめげる筈も無く軽口を返す。
「絶っっっっっ対お前、婚期逃すぜ? この間だって告白してきた女の子をズバッと切り捨ててさァ……やれやれ」
「それと今の話は関係無いだろう、大体お前は無駄が多いんだ。訓練の途中居なくなったかと思えば他の部隊と腕相撲をし、辛さに強くならうとして激辛カレーを作り……ガキか」
「男の心は何時だって少年ってね」
「成長していないの間違いだろ」
2人を見てルーティがリオンに問う。
「大丈夫なの、コレ……」
「何時もの事だ、コレでも隊長と副隊長だから問題無いだろ」
「寧ろコレで隊長と副隊長だっていうのが心配よ……」
言いたい事は分かるが少年も滅多な事は言えない。と、思っている所でシャルティエが言う。
《閣下が推薦して坊っちゃんが決めたんですから、間違いはないですよ》
「……ほー……」
フォローのつもり――というか間違い無くフォローだったのだろう。だが案の定、姉の眼は冷やか。
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bkm
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