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 皆はダリスが待つという城外にある屋外訓練場へと向かう。


「ダリス!」

「マリー! 元気そうで何よりだ」


 そこに居たのは既に来ていたセインガルド王とダリス、ファンダリアの兵士が数人。そして、見覚えのある生体機竜。

 リオンがダリスに言った。


「コレは……グレバムがあの時召喚した竜か。確かファンダリアが回収して、平和利用出来ないか調べていたんだったな」

「ええ、兵器と言えど今では再現出来ない科学ですから、ただ放置や解体するのも惜しいと思いまして。
 その結果、内部に搭乗して操縦出来る様になっているのが分かりまして。兵器部分を取り外し修復して、飛行竜の小型版となったわけです」

「へえ……ファンダリアにも良い科学者が居るんだねェ、飛行竜の修復も手伝ってもらいたいかも」


 レイノルズが始祖竜を見上げ感心すると、ダリスは笑うウッドロウを見てから答える。


「ファンダリアでは如何に極寒の血で豊かに暮らせるか研究を続けられていますからね。その延長線上でレンズの研究もしていて、竜自体に損傷は少なめだったので修復くらいなら何とか出来たまでです。ですが協力出来るなら派遣しますよ」

「ホント? 人手はある方が良いからホンっト助かるよ」


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bkm

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