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 国だけではない、世界中を巻き込むプロジェクト。研究者は“絶対”だと言う。


「その間ソーディアンマスター達には、西の方角にある千年前の地下研究所に向かってもらう、丁度ベルクラントが撃ち込まれた近くにある。動力は生きているらしいけど何分千年前のモノだからね、何があるか分からないから何人か同行者が居た方が……」

「はいっ、私がお供します!」

「フィリアさんは、この俺様が護ってみせるぜ!」


 名乗りを上げたチェルシーとコングマン。チェルシーはともかく、コングマンは先程モンスターを倒しに行くと言っていた気がするが触れない方が良いのだろう。

 マリーも名乗りを上げた。


「私も行こう、此処まで来たら最後まで付き合うのが筋だ」

「んじゃあ俺も着いていこうかね、ちったァ戦力になるだろ」


 彼女に続いて口を開いたジョニーに皆が驚きスタンが訊く。


「ジョニーさん……フェイトさんに怒られませんか……? 確か書類を纏めなきゃいけないとかさっき……」

「だーいじょーぶだって、何だかんだでアイツ寛大だし。ていうかデスクワーク飽きて……いやいや、何でもない何でもない」


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bkm

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