13

「言っただろ、俺は何だってやるって。確かに凄い危険で、死ぬ可能性もあるけど……何もしない内に諦めるのだけは絶対に嫌だ。
 俺は、皆を信じてる、そしてソーディアンを……ディムロスを信じてる。だからさ、ディムロスも俺達の事を信じてくれよ」


 覚悟を決めた、しかし絶対に死にはしないという誓いの言葉。

 かつての英雄は答えた。


《では問おう我がマスター、スタン・エルロン。お前は命を賭け、そして生きて勝利を掴む者か》

「……ああ!」

《他の者達も、意思は同じか?》


 マスター達は強く頷く。

 ソーディアン達は知る、今に生きる彼等は想像以上強いのだと。


《ならお前達に任せよう、我々は我々の責務を今度こそまっとうしてみせよう》


 意思は全て1つになった。あとはコレを現実にするだけ、その方法をレイノルズが説明する。


「飛行竜の修復とレンズ砲ついては僕達に任せてくれ、レンズを集めて絶対に完成させる」


prev next

bkm

[back]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -