この話を聞いた上で、現代のソーディアンマスター達の眼には力強いモノがあった。
「そうですね、方法があるなら俺は何だってやります」
「ま、ちょっと話の順番ズルいと思ったけどねェ。流れがとにかくレンズ集めるになってんだから、やらないわけにはいかないでしょ」
「相変わらず無駄口の多い女だな……」
「ま、まあまあ、順番なんて関係無しにルーティさんだってこの話は受けていたと思いますよ?」
「フフ、眼に見える様だな」
平常心を振る舞うが顔を真っ赤にしているルーティは、何時も通りスタンの頭を叩く。当然青年から抗議は行くが無視をする。
和やかな雰囲気の様に思えるが、やはりそうは成りきれない。
《スタン……》
予測出来ない危険性を知るからこそ反撃の方法を教えなかったソーディアン達。きっとそれは、この因縁に巻き込まれたマスター達への想いからなのだろう。
そのマスターは笑顔で言った。
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bkm
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