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「そういえばジョニーさんって凄い剣士なんだよな。体術も凄くて、その辺のモンスターじゃ太刀打ち出来ないくらいだし……俺勝てるかなァ?」

《そうだな、剣術だけを見るとジョニーの方が上だろう》

「やっぱりか……ちょっと残念」


 よくもまあ、此処まで的確な油を注ぐ。それにより、チャンピオンは走り去って行った。


「ジョニーー!! 俺様と勝負しろォーー!!」


 煩いのが去ったと喜ぶべきか、ジョニーに同情するべきか、それともスタンに溜息を吐くべきか。

 フィリアは、表向きはどの選択肢も取らなかった。


「で、では、私はレイノルズさんのお見舞いに行ってきます。ついでにレイノルズさんの部下の方々に色々お話を聞いてきますわ。リオンさん、無理はしないでくださいね」

「フン……」


 素っ気ないリオンに微笑み、フィリアは部屋を後にする。

 残ったのは3人と3本。


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bkm

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