リオンは身体を起こし、将軍と2人の兵士を少し慌てさせた。


「大丈夫です……他の者達と、話がしたいのですが……」

「……分かった、では我々が呼んでこよう。お前が眼を覚ました事を知れば、彼等も喜ぶだろうからな」


 ドライデンは2人を連れ医務室から去って行く。

 直後シャルティエが口を開いた。


《坊っちゃん……》

「大丈夫だ……1人で悩んでいても仕方ないからな……」

《……そうですね、もう……僕達がどうこうって話じゃないですもんね》


 暫くしてソーディアンマスター達と各国に飛んでいた者達、そして何故かジョニーもやって来た。


「お前……何故此処に……」

「そりゃないぜ少年、おたく等を見つけたのは俺なんだぜ?」


 つまりフェイトの船に彼も乗っていたらしい。この状況でも、変わらず彼は笑っている。

 一方スタンは胸を撫で下ろしていた。


「良かった……元気になったみたいで……」

「フン、僕があの程度で……死んだりするものか……」


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bkm

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