ソーディアン・ベルセリオスは、保有晶力量がどのソーディアンよりも上回るという。それを体現するかの様に、ヒューゴは晶力を用いた攻撃を間髪無く続けていた。
「フン、温いわ!」
フィリアの術を無効化するその力は、神の眼の加護によるモノか。カウンターである闇槍を避け、ヒューゴがウッドロウの矢を斬り落とした瞬間にリオンがスピードで勝負に出る。
確かに背後を取りベルセリオスを持つ右腕を狙うが、敵の反応は鋭く速くベルセリオスによってシャルティエの一撃は防がれた、それも片手で。そして直ぐ様術を発動され、足下から襲い掛かる黒いオーラを急いで距離を取る事で避けた。
「くそっ、5対1だぞ……! ティベリウスなんぞ足下にも及ばないな……!」
《でも、神の眼があるからって幾らなんでも強過ぎですよ……!》
「まだ何かしらのトリックがあるという事なのか……」
神の眼以外の仕掛け、天上の科学力しか思い浮かばないがそれが何なのかは見当もつかない。
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bkm
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