ウッドロウの静かな怒りにも、男は不適な笑みを崩さない。
「理解してもらわなくとも結構だ、お前達は所詮天上の糧でしかないのだからな」
そう告げるヒューゴの手の中に、1本の剣が握られた。歪な黒い刃のそれには、コアレンズがある。
《ベルセリオス!?》
ソーディアン達が叫び、最後のソーディアンを呼ぶが言葉は返って来ない。
ディムロスがヒューゴに言葉を向ける。
《貴様……ベルセリオスに何をした!》
「ククッ……大した事はしていないな」
笑うヒューゴの周りに晶力が渦巻き、地上のマスター達は警戒した。
「此処まで来たお前達には多少なりとも敬意は払わなければならないだろう。ベルクラントの発射は待っておいてやる、この戦いが終わるまではな」
「ほざけヒューゴ! 何を言おうと貴様は此処で終わりだ!!」
終わる為に此処まで来た。
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bkm
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