「いてて……皆、大丈夫か?」
「アタシはね……暫く空は飛ばなくていいわ」
「私も、何とか」
「……ハァ」
「皆、無事の様だな」
互いの状態を確認し、一先ず息を吐く。
「ベルクラントに入ったのか?」
《ああ、間違いなくな。ただ気をつけろ、動き回っているレンズエネルギーが近くにあるぞ》
「そうか……でも後は進むだけなんだ、ビビってらんないな、行くぞ!」
スタンの意気込みに皆同調し、ソーディアンを握り締めクルーザーを出た。
広い通路は少々急な螺旋状で上と下へ続いており、制御室はベルクラントの最上部だと分かっている為迷い無く彼等は上へと走り出す。
《何か来るわ!》
アトワイトが叫んだのと同じタイミングで、上から明らかに目付きがおかしいモンスター達が現れた。大小形様々、頭が2つあるモノも居り間違いなく生物ではあるが、何処か人工的なモノを感じさせる。
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bkm
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