背部が爆発し、ミサイル攻撃は止んだ。エネルギーの収縮は続いているが、ウッドロウが砲口の前で居合いの型を取った。
風を纏う剣は振り抜くと同時に機体をその風で捕らえる。背部を破壊された事により回路が狂ったのか障壁が展開される事は無い。
「裂衝蒼破塵!」
返す刃が更なる風を作り、砲口と機体の全面に大きな傷を作る。大きな風の流れによって砲口に集まっていたエネルギーが拡散した。
大きなダメージを負った機体だがまだまだ動けるのか、片足を上げウッドロウを踏み潰しに掛かる。当たるわけが無かったが、再びレイノルズの警告が入った。
『エネルギーの循環率が変わってる、それは形を変えるよ!』
『ふうむ、まだまだこれからですぞ』
そうレンブラントが宣言すると、機体の両足が外れ搭乗部分が浮いた。あまり高度は上げられないのか、3メートル程の高さから上がる様子は無い。
ただ機動力が高く頭上を取られている為、ソーディアンマスター達に不利なのは言うまでもないだろう。
『行きますぞ!』
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bkm
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