機械の稼働音の直後、レンブラントが乗り込んだらしい搭乗型機体の背部から数発のミサイルが発射されソーディアンマスター達を狙った。当然黙って当たってやる言われも無い、彼等はそれを避け相手の動向を確かめる。
「何時にも増して科学力バリバリってヤツね……!」
「ならより厄介だな……」
レンブラントの雰囲気から察するに、バルックと同じく戦う事に躊躇は無い。そして彼は工学の知識に長けている、それに天上の技術が合わされば厄介以外の何者でもないだろう。
フィリアが低級晶術を発動した。
「ウィンドアロー!」
風の矢は速く真っ直ぐ機体を狙ったが、一点集中で展開された障壁でそれは防がれる。常に防御を広げていたイレーヌとは違い、今回の相手はその都度防御体勢を取る。それは戦う事に対しての自信と覚悟が見受けられた。
防御に使用しないエネルギーは恐らく攻撃に回される、イレーヌが防御型だとすれば、その父は攻撃型。
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bkm
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