つまり覚悟を決めてほしい、彼はそう言いたいのだろう。
スタンは仲間達と視線を交えた後、答えた。
「行きます、クルーザーでダイクロフトに。それが1番の方法なら、俺達はもう迷いません」
「……ごめん……でもありがとう、少し肩の荷が降りた気がするよ」
レイノルズは苦笑いをし、奥から大きめのレンズが嵌め込まれた両手で持てるサイズ機器を持って来て彼等に見せる。
「コレが完成した鏡面バリア中和装置だよ。簡単に説明すると、コレをクルーザーのメインシステムと接続してバリアと反対属性の晶力をクルーザーの周りに展開して、それをソーディアンに貯めて撃つんだ。注意してほしいのは1回しか使えない事と、撃つタイミングだ。数メートルの誤差なら大丈夫だけど、クルーザーのスピードはかなりだからね、ほぼ許容誤差はゼロと思ってもいい。
でも安心して、タイミングは司令がソーディアンに伝えてくれるそうだから、君達はクルーザーの上でどっしりと構えてくれてればいいからね」
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bkm
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