スタンからの問いに当然リオンは答える。眼を伏せ、1つ溜息を吐いた後に。
「最高幹部の名はシャイン・レンブラント……ウッドロウやリトラー以外は会った事がある筈だ」
そう言われ、該当する者達が考え込む。1番最初に心当たりを見つけたのフィリアだった。
「もしかして、リオンさんのお屋敷に居た執事さん……」
「ああ、そうだ。それに“レンブラント”という姓にも聞き覚えがある筈だ」
「……まさか……!」
今度はルーティ、続いてスタンも顔を上げる。ウッドロウも少年が言わんとしている事に気付いたのか、口を閉ざしたままイクティノスに手を添えた。
「……奴は、イレール・レンブラントの実の父親だ」
「……!!」
スタンは絶句し、様々な感情が込み上げているのか歯を食い縛り、拳を作る。
ソーディアン達は理解した、シャルティエが言った“自分達なら割り切れる”という言葉の意味を。間違いなくそれは事実だった。
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bkm
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