彼等はレイノルズの指示を受けながら進み、施設の奥へと到着した。やはり彼女はそこに居る。
「いらっしゃい、貴方達なら絶対来ると思ってた」
イレーヌ・レンブラント、彼女の笑顔は変わらず柔らかいモノ。
リオンが口を開く。
「イレーヌ……もう1度だけ訊いておく、戻るつもりは無いのか」
「……コレが、私の答えよ」
答えとして、様々な種類の機兵が圧倒的な数で現れた。それを操っているのは、間違いなく目の前の人物だろうとレイノルズは言う。
この答えを前にして、リオンは溜息を吐く。
「そうか……ならその道、此処で終わらせてやる」
「フフッ、カッコイイわねリオン君……」
微笑む彼女は何処かに歪んでいる。
スタンが問う。
「イレーヌさん、どうしてこんな事になってしまったんですか……!」
人々のわだかまりを無くし、豊かにする、それが夢だと彼女は確かに語っていた。だが今、機兵達に囲まれ魔微笑む彼女が同一人物だと思うのが難しい程に纏う雰囲気が違う。
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bkm
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