僅かにリオンが後ろに下がった、更に後方から答える声がした。
「私に、任せてくださーい!」
薬品が切れそうだと彼女はボヤいていた。
敵に妨害されない投擲を判断し、男性陣の頭上を飛ぶ1本の瓶は大型機兵に当たり割れ、そして爆発する。倒す事は出来なかったが、一度動きを止める事は出来た。
「今ですリオンさん!」
「あ、ああ……!」
少年は駆け、ビーム洗礼を数発身体を掠めながらシャルティエに晶力を込めた。
「消え失せろ!」
シャルティエは口の力を纏い、リオンは一気にそれを突き出す。力は機兵の身体を削り、再起動不可能にまで追い込む。
直線的な攻撃だった為全てを撃破は出来なかったが、かなり数を減らす事は出来た。残った機兵が彼に銃口を向けたが、現れたルーティによって妨害される。
「道さえ開けりゃ、あとは足で稼ぐわよ」
「……フン」
身軽な2人は後方支援の機兵を確実に撃破していく。
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bkm
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