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《……バルックのアレは、科学の結末というわけか》

《私達でも知らない技術……こんなの付け焼き刃の知識で知ってるわけがないわ。やっぱりセシルが持っていたソーディアンかしらね……》

《でもそれならホント、誰の人格なんだろうね……人格転写なんて、誰にでも耐えられるわけじゃないしさ》

《あの苦痛に耐えられる外郭を全てを知る者……やはりミクトラン以外には思いつかんのう……》


 ソーディアン達の会話の中、アトワイトがそれを言った。


《あの時のセシルの口調……アレは……》

《……天地戦争は終わっていなかった……それだけは確かだ》


 かつての英雄は忌々しく呟く。

 マスター達は施設を出て、その前で空を見上げていた。そこに襲ってくる機兵を撃ち落としながら高度を下げるラディスロウがある。


「折り返しってヤツかな」

「……ああ、そうだな」


 空は、こんなに眩しかっただろうか。


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bkm

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