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 彼は行動理念を自分の言葉にした。


「天上人の血を引く者が、天上の復活を願うのは自然な事だろう」

「……バルックさんが、天上人……?」

「なるほど……奇特な奴、そして愚かな奴だと思っていたが、それは違ったな」


 リオンが忌々しげに口にする。


「誰よりも見えぬ過去の栄光に取り憑かれ、そして実行した……最初からお前は僕達の敵、それだけだったんだな」

「カルバレイスの現状は知っているだろう? 自然の牢獄である不毛の地、そこで生き続けた天上人……だがそれは千年前の話、彼等は自ら動こうとせず、外を恐れ、引きこもり、そのくせ八つ当たりをする、愚かな者達だ」


 彼は嘲笑った。


「だが私はそんな同族を見捨てられないんだよ。どんなに愚かでも、同族意識というモノは現れるんだ」

『……何だ、コレ……生体反応が、レンズエネルギーに変換されていく……!?』


 驚きに満ちたレイノルズの声に、皆バルックを凝視する。


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bkm

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