素晴らしい指捌きで神官は数字を打ち、結果タイムリミットを迎える直前に入力が完了し扉が開く。


『よし、パスワードロック解除!』

「皆さん! 行きましょう!」


 フィリアの声に4人は走り、奥に転移装置がある部屋に飛び込んだ。扉は虫達が入ってくる前に閉まり、彼等は胸を撫で下ろす。

 一息つく中、レイノルズが彼等を労った。


『お疲れ皆、防衛システムの中枢すぐそこだね。此処を押さえればかなり楽になるね。
 だからこれからの行動を伝えるよ。メインルームに着いたら端末で中枢プログラムにアクセスして、全部フリーズにするんだ。壊した方が良いだろうけど、結構時間が掛かるから固めるだけにしよう、再起動するにも時間が掛かるだろうしね。
 それが終わったら、入った時とは違う転移装置を使ってほしい、メインルームにあるのは全部一方通行なんだ。退室用の装置はまた別の所に繋がってるけど、此方はパスワードとか無しで行けるからね』


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bkm

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