《本当に、皆よく戦ってくれるわ……》
《それが使命だからな、仕方あるまい》
《しかし、儂等の干渉で元々基礎能力が引き出されている所に、外郭に合わせて干渉力を更に上げておる。早く解放してやりたいものじゃ》
《僕達のオリジナルも、戦争が終わった後疲労過多で倒れたからね……。元々高い素養があるから契約出来たんだけど、此処までくるとね……》
ソーディアン達はマスターの身を案じ、そして声を無くした仲間と千年前に消えた仲間を想う。
《セシルの設計図が本当ならばイクティノスが元に戻る筈だが……よくよく考えればベリセリオスの事も彼女の口からだったな》
《そうね……ベリセリオスが居れば更に心強いのだけれど……》
《そうじゃのう……6本揃えば……》
《……僕達の、本来の使命だしね》
休憩の終わりをウッドロウが告げた。
「ではそろそろ、クラウディスに向かおうか」
「はい、体力もバッチリです!」
「アンタは元気良すぎ」
「フフッ、そうですわね」
「ったく……」
道のりはまだ、
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